あざやかに街を彩る 平板スレート屋根材はその経年とともに塗り替えや、 リフォーム屋根材での重ね張りなどで住まいを雨水から守るためにメンテナンスが必要ですが、従来のメンテナンス方法では様々な問題点がありました。



色あせやコケやカビの原因になるばかりか、屋根材自体が雨水を吸い込み、屋根材の裏へ水分をまわしてしまうため、早急な対処が必要です。

●塗装によるメンテナンスの問題点

平板スレート屋根材の再塗装は、新品時の工場内の高温焼き付け工程とはことなり、現場での自然乾燥になります。
 
このため、基材スレートとの密着度がひくく塗装しても数年でまた塗装工事をしなければならなくなります。
また、長期的に持たせるため下地塗布剤に高価なものを使用すると、コスト高になってしまいます。

また平板スレート屋根材の上下の勘合部でペンキの目詰まりが発生しやすく、雨もりの原因になります(3回以上再塗装すると毛細管現象が非常に発生しやすくなる)

●屋根材の重ね張り工法の問題点

平板スレート屋根材の上からの軽量屋根材での重ね張りは、既存の平板スレートの上から屋根材をビス止めするため、既存平板スレートがビスを貫通するときに割れてしまい、割れたままで上から屋根材に抑えつけられる状態なってしまいます。

また既存平板スレートの上から、新しい屋根材を重ねるので、その分高さがあがってしまい、壁際の板金などを壁の上から取り付けなければいかなくなり、美しくなくなってしまいます。

そしてコストが塗装工事よりはるかに割高なことも問題です。